浜松餃子 浜松餃子

Hamamatsu Gyoza

日本屈指の餃子文化圏
静岡県浜松市が発祥。
消費金額日本一を目指す浜松餃子の
歴史とおいしさをお伝えします。

浜松餃子のはじまり

旧浜松駅 ©︎神谷昌志 第二次世界大戦後 第二次世界大戦後
浜松餃子のはじまり

第二次世界大戦後

発祥は第二次大戦後に満州などで作り方を学んできた引き揚げ者たちが浜松駅で営んでいた、安くておいしい餃子の屋台が評判となって市内各地に広がったという説が有力です。戦後の物資不足の中、浜松の周辺地域で比較的手に入りやすかった「キャベツ、玉ねぎ、豚肉」が使われるようになりました。キャベツを中心にあっさり味でありながら、豚肉の旨味を併せ持つ餃子。それが浜松餃子の原点でもあります。
現在の浜松駅 現在 現在
浜松餃子のはじまり

現在

浜松市内には全国シェアナンバーワンの餃子製造機械メーカーがあり、約80軒の餃子専門店と300軒を超える餃子取扱店が存在する、日本屈指の餃子文化圏を形成しています。浜松市内はもちろん、中京地区を中心に家庭へ持ち帰って食べる文化が定着し、食卓に欠かせないものとなりました。

浜松餃子の特徴

肥沃な大地に恵まれた浜松の土地柄を反映して、
キャベツやタマネギなどの
野菜をふんだんに使い、自然の甘みを
活かした食べ飽きない味付けが特徴。
茹でたもやしが箸休めとして添えられるのも
『浜松餃子』ならではと言えます。
また、タレ・ラー油にこだわりを持つ店が多く、
自家製で調合された「独自の味」で
味にうるさい浜松っ子の舌を楽しませてくれています。

円盤焼き

戦後、焼き餃子は屋台で売られておりました。味が評判になった餃子の屋台では、押し寄せるお客さんに素早く対応するため、フライパンで一度に多くの餃子を焼こうと円形に並べるようになりました。浜松餃子の円形焼きは、そのおいしさが全ての始まりだったのです。

もやし

円形に焼いた真ん中にできる穴を有効活用しようと、当時容易に手に入れる事ができた「もやし」を入れるようになりました。あっさり味とは言うものの、やはり食べている内に脂っぽくなる口の中をもやしが綺麗にリセットしてくれました。この「箸休め」がいくらでも浜松餃子が食べられる所以でもあります。

自家製のタレ

浜松餃子を語るのに不可欠なのが「タレ」。各餃子店は独自のこだわりを持っていて、お店の餃子に合ったタレやラー油をオリジナルで作っています。お持ち帰りをするお客さまにも、このこだわりのタレやラー油を付けるお店が多いため、ご家庭でもお店の味を再現できるのです。

消費量「日本一」宣言

『浜松餃子』を通じて魅力ある街作りに
取り組む『浜松餃子学会』は
2007年2月19日に浜松市の
「餃子消費量日本一宣言」を行いました。
餃子の街「浜松市」は、総務省が発表した2011年の家計調査で、年間餃子購入額(1世帯当たり4,313円)で全国1位になりました。現在は、同じく餃子の街「宇都宮市」、「宮崎市」と1位を競い合いながら「餃子」文化を広げ盛り上げています。
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